参加チーム紹介
WVC
結成10年の節目となる今回。最年長は41歳、平均年齢30代の比較的年齢を感じるメンバーであるものの、鹿児島実業出身者や元Jリーガーなどを擁し大会に臨む。ネッピー杯における過去の戦績は大きく負け越しているが、去年初めて準優勝に輝いている。
WVC U-23
WVCから若手メンバーで形成されたチーム。5人の現役高校生プレイヤーが所属し、個の能力とチームワークにおいてはWVCよりも下馬評は高い。ゴールキーパーを含むディフェンスも安定感があり得点力も非常に高いが、初の対外試合という事で不安を抱える。
VOLVIC
主催のWVCとも以前までは頻繁に練習を行っていた錦江町のチーム。選手も歳を重ねてきたが、それでもこれまで培ったチームプレーは大会屈指と言える。個々が落ち着いて安定しておりキーパーのポテンシャルも高い。練習頻度も増えてきているので、さらなる成長は脅威となるか。
オレゲッサル
大会にこれまでも多く参加している比較的老舗のチーム。今回の出場選手は若返りを図ったため体力面では問題ない。これまで同様の安定した結果を追求すれば、決勝進出は可能性が非常に高いチーム。欠点を挙げるとすれば、新メンバーとのチームワークに課題を残すか。
肝付FC
社会人サッカーチームから今年も参戦。個々の能力は折り紙つきで、さらにチームワークも安定している。平均年齢が高く、スタミナ面に不安要素があるものの、盛り上げ役のキーパーが逆境をも跳ね除け、前回の3位決定戦では3点差をひっくり返し3位に入賞した。
King & Queen
通称キンクイと呼ばれる鹿屋市でも屈指の強豪。実績も積み重ねており、早くも優勝候補の呼び声が高い。初出場であるものの安定したチームワークと高い得点能力でKINGの称号を狙う。不慣れなアウェイの地で如何に戦うかがポイントとなりそうだ。
虎猿
鹿屋で最も有名なフットサルチームが参戦。攻守において抜かりはなく、卓越したチームプレーと個人技で大量得点・最少失点で勝ち上がる可能性が高い。予選リーグで場馴れしたあとの決勝リーグでは、ネッピーと呼ばれる龍を虎が喰らう。
FC Arte
人数の足りなかった前回は寄せ集めて参戦。それでも決勝リーグに勝ち進む高いポテンシャルを持つ。結成2年目の今回は新メンバーも充実し、練習も重ねてきた。どのチームよりも優れたチームワークと決してあなどれない個人の能力は大会のダークホースとなり得る。
大会結果
優勝
WVC U-23
リーグ戦では圧勝を重ね、準決勝の虎猿との戦いも危なげない試合運び。
それでも決勝はリーグ戦で圧勝しているKING & QUEENとの試合は苦戦。結果的に2-2のドロー。PK戦では大逆転を演じ見事WVCが10度目のネッピー杯で優勝を飾った。
一人一人のレベルの高い技術で文句なしの優勝。
準優勝
KING & QUEEN
これぞフットサルというようなチームプレイは圧巻。
リーグ戦初戦でも前回3位の肝付FCにパスで繋ぐスタイルで大量得点で勝利し、初出場ながら他のチームの脅威となった。
結果的にWVC U-23とリーグ戦に続き、決勝戦でもあたるが、コートが広くなったことと試合を重ねてより一層チーム力を増したことを利とし今度は引き分けに持ち込む。
PK戦ではリードしていたものの、逆転されてしまい準優勝で初めてのネッピー杯を終えた。
3位
FC Arte
完全に大会のダークホースとなった。
前年は寄せ集めでありながら決勝リーグに進んだ実績があったものの、今回は強豪揃いにどんな活躍を見せるのか謎に包まれていた。固定のメンバーが定着し、練習も重ねた今回は、3位決定戦では強豪の虎猿を破り見事3位に入った。
平均的な個の技術力にプラスされたチームワークは見ている者を楽しませる。実力・存在感ともに今後も大会に必要な存在だ。
4位
虎猿
正直、下馬評では圧勝で優勝するとの意見も強かった虎猿。
主力メンバーが来なかったとの情報もあったものの、それでも個々の高い技術を見せながら4位という結果に終わった。3位決定戦ではArteとの試合。リーグ戦に引き続き敗北してしまい、完全アウェーの雰囲気に飲まれてしまった。
それでも大隅を代表するチームだけに、惚れ惚れするフットサルを展開していたことは間違いない。